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デニッシュペストリー(Denishu Pastry)

デニッシュとは「デンマークの」という意味です。

デニッシュペストリーと呼んでいるのは日本とアメリカのみです。

 

日本では「パン」の認識だが欧米では菓子類の位置付けです。

クロワッサンと一緒に洋菓子店にもよく並んでます。

 

生地に油脂を包み、折り重ねて生地と油脂の層を形成させることで独特のさっくりし

た食感になります。

オーストリアのウィーンが発祥の地とされ、その後フランス、デンマークと伝わり

現在の製法が確立されたといわれています。

 

デニッシュペストリーにはこのデンマークタイプとアメリカンタイプの2種類あります。

大きな違いは粉とミキシング。

アメリカンタイプはミキシングをしっかりかけることにより気泡が多く、膨らみやすいため、ボリュームが出て内相膜は薄くなります。フワッとしています。

粉はアメリカンのほうが強力粉の割合が高めです。

 

デンマークタイプは真逆で、ミキシングは超アンダーミキシング。

気泡は少なめで内相膜は厚く、ザクっとした食感。

粉はアメリカンよりも薄力粉の割合が高めです。

 

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アメリカン(左)とデニッシュ(右)ペストリー

 

 

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油脂を包んでいる様子と折り込み

 


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