イーストフードとは基本的には、パン酵母の活性をあげて、発酵を促す食品添加物のことです。
ただ、使用の目的は発酵促進にとどまらず、生地だれの防止、生地pHの調整、グルテンの強化など様々で、イーストフードという名称よりも「パン品質改良剤」という名称のほうが分かりやすく、そのように呼ぶメーカーさんや現場の方が多いです。
パンの製造過程は非常に複雑な化学反応の連続なので、安定した商品、美味しいパンを作るためには欠かせないものです。
現在では、食品衛生法で表示義務のないパン品質改良剤となる酵素の研究が進み、実用化されてきているので、表示義務があり、食品添加物としてあまりイメージのよくないイーストフードは少なくなっていくでしょう。