予熱とは
「予め(あらかじめ)パンを焼成する際はオーブンの温度を焼成温度まで上げておくこと」
です。
パン屋さんや業務用のオーブンはサイズが大きく重量も大きい為、それほど気にしませんが、家庭で家庭用の小さいサイズのオーブン(オーブンレンジ)でパンを焼成する際は必ず予熱をしましょう。
パンがオーブン内で膨らむ現象はパン酵母(イースト)の働きによるものではありません。
パン酵母のガス発生によるオーブン内での膨張は、ゼロではありませんがほぼありません。(パン酵母は55℃以上の環境では死滅します)
パン生地が内包している気泡が熱により膨張することでオーブン内でパンは膨らみます。
つまり予熱をせずにパン生地をオーブン内に入れてから温度を上げるような、緩やかな温度上昇ではパン生地内の気泡の膨張が、起こりづらくパン生地は大きく膨らみません。